競馬備忘録

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低価格カメラで競馬写真を撮る3年間の格闘

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初稿 2024/4/17

 ノルマン3次をスルーし、4次を楽しみに待っている者です。3次はチェックすらしていません。僕の予算は限られているので4次の丸外を待って、好みがなければそのままスルーする所存です。
 募集が始まるまで何も更新しないのもなぁと思ったので、競馬写真の話を。

 僕はカメラガチ勢じゃないし、競馬場の空気感を楽しみたい勢なので過度なカメラは今後も買う予定はない。今も格別カメラのことがわかっているわけではないです。難しすぎます、カメラは。

 SONY α6100  (2020年秋購入) が今使っているものです。
 https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-6100/

 
 今は生産終了していますが、カメラ初心者向けに作った超廉価モデルです。
 僕が買った時はダブルレンズズームキット(レンズが2種ついてるセット)で10万5000円くらいだったと思う。セットは16-50の標準ズームレンズと55-210の望遠ズームレンズの2種です。

 低価格で10万超えるのかよって思った方、そうです。
 正直10万程度のカメラでラチ最前列で写真撮るのはカメラガチ勢からしたら鬱陶しいかもしれません。ガチ勢って100万以上のカメラ担いで構えてますので。でも、逆を言えば低価格のカメラは最前でやっと撮れるレベルです。阪神なら席からも取れなくないけど、淀は無理です。

 このカメラの注意点はフルサイズではなくAPS-Cサイズです。だから安い。
 カメラのこと詳しくない人には何のことかわからないだろうけど、僕も完全には理解できてないです。なので下記ページ参照。
 https://www.sony.jp/msc/owner/recommend/alens/sensor_apsc_ff/

 ただAPS-Cサイズ不自由は、レンズのバリエーションが圧倒的に少ない。逆に言えば、レンズへの誘惑の諦めがつきます。僕は単焦点欲しい感情を諦めました。

 あと、SDカード。
 SDカードは書き込み速度がとても大事です。テキトーな安いSDカードはやめておいた方がいいです。連写で死にます。僕は善良なフォロワーにおすすめをされてSANDISKの10,000円弱のExtreme Plus 64GBのSDカードを買いました。1回競馬場行くごとにRAW+jpegのダブル保存で700枚くらい撮れるかな。

 これを使ったとて、書き込みにはそこそこ時間かかってます。もっと遅いやつだったら連写に差し支えが出ると思います。

 では買ったばかり時に撮った写真たち。
 メイケイエールがファンタジーステークスを勝った日が競馬場カメラデビューでした。そこから順を追って。

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2020/11/7 阪神競馬場 パドック
エールの美貌が……ざらついた質感…カメラ初心者感やばい
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2020/11/7 阪神競馬場 最後の直線
このレンズの最大望遠は200なので距離が足りない上に設定もろくにできてない。

 カメラ初めて持って行ったレースってこんなもんですよね、多分。
 あまりにも撮れなさすぎてここでやっとカメラの設定とか勉強し始めました。この翌々週にグランアレグリアを見にマイルCSに行って全然綺麗に撮れなかったのも良い思い出です。

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2021/4/11 阪神競馬場 パドック 桜花賞
ちょっとだけカメラの設定ができるようになってきた頃

 まだピント合うのが10回に1回くらい、写真を撮るのは難しいって唸ってた頃です。 比較してもらうとわかるのですが、ボケに期待できないので後ろのアカイトリノムスメまでしっかり読みとれます。壁のタイルの筋まで認識できる。でもこの程度なら綺麗に撮れるスマホでも撮れそう。
 しかしソダシはすごい、背景がボケてなくても圧倒的存在感を放つのだから。

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2021/11/14 阪神競馬場 パドック エリザベス女王杯
ディープインパクトに有利な馬場じゃないからもうワンクッション血が欲しいなって言ってたら
キズナ産駒のアカイイトが勝って一緒に行ってた友達が三連複(28万)当ててた

 背景の阪神のタイル模様がボケだしている。僕はいつも阪神で同じ場所で撮っているので被写体のピントとか以前に、背景ボケると被写体が際立つなぁと感心し出した頃合いです。
 ただ、肌の質感がのっぺりしてしまっていて。この時のアカイイトってグラマラスな色気のある牝馬だなって仕上がりだったので、こんなのっぺりした肌感ではなかったと思います

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2022/4/3 阪神競馬場 パドック
これはかなり綺麗に撮れた、ようやくカメラの設定ができるようになってきた。

 ついに阪神で後ろのタイルの模様がボケるようになった。
 不思議なんですけと、使い方がわかってくると背景がちょっとボケだすんでしょね、なんでだろう(いまだに設定がよくわかっていない)

 でも、ネットで流れてくる綺麗な競馬写真ってめちゃくちゃピントあってるし、背景が綺麗にぼやけて被写体が際立ってる。それに比べたら足元にも及ばない。
 それこそ何百万のレンズつけたバズーカみたいなので撮ってる素晴らしい写真が流れてくるTwitterってすごい。

 でも僕のカメラでも撮れるっちゃ撮れる。がまぁ安いやつだし高望みはしないでおこう、と思って撮り続けてました。

 しかし、使い始めて1年半経った頃(2022年夏頃)、競馬仲間が「TAMRONのレンズ買った〜」って言ってるのを見て衝撃を受けまくりました。

 カメラの世界には、販売元の許可を得てレンズを作成するレンズ専門メーカーがあります。なので、そこで自分のカメラと互換性のあるものを探して買えばいいのだと。カメラの世界って選択肢が色々あってすごい。

 僕の超初心者向け廉価カメラに合うレンズを探し回り、都合がいいレンズを見つけました。

 18-300という守備範囲の広さに驚いたのですが、これぞ初心者向けの真骨頂だと思います。(今回はF値は無視してください)

 競馬場を歩いていると見かけるのですが、カメラを何台も持ち歩いてる許可証持ちのカメラマンさんや、キャリーケースで数台持ち込んでいるガチ勢、彼らは撮る写真の距離やピンボケのレベルなど、自分の撮りたいイメージを1台でレンズ付け替えて撮ってるのではなく、何台も持ってきているのですね。
 しかし僕はガチ勢じゃないので、できる限り身軽でありたい。

 それを緩い範囲で解決してくれるのがこのレンズでした。
 難点を一つ言うなら背景ぼかしにはあまり期待できないことです。特に阪神競馬場での撮影においては。
 パドックが狭いので被写体と背景の距離が近いので、特にぼやけには期待できません。府中や京都ならある程度背景がボケます。
 そして、買って撮ってみました。
 レンズ購入は2022年8月です。あの時で6万1000円(新品)くらいだったかな。

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2022/9/3 札幌競馬場 パドック
首の皺まで綺麗に撮れる…
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2022/9/3 札幌駅で食べた味噌ラーメン
同じレンズで撮ってるんですから、万能タイプですよね

 さすがに僕自身カメラのド素人からスタートしているので、2020年の秋頃の写真なんて暗くてぼやぼやして何を映したいのかわかってない状態と比較するのはアレですが、圧倒的に写真を撮るのが楽しくなりました。
 というか、レンズがゴツいですが近距離も取れるのが万能すぎて、写真特化ではない旅行なら本当にこの一本で事足ります。

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2022/10/22 東京競馬場 パドック

 この子筋肉がバキバキだったんですけど、筋肉の質感がわかるように撮れる。単純に嬉しいですね。

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2022/10/22 東京競馬場 最後の直線 富士S

 レース写真はこんな感じ。
 席で座りながら撮った記憶があります。
 天気があまり良くなかったのでちょっと暗い写真になってます。

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2022/11/20 阪神パドック
騎乗号令のときなので、止まってくれてるとより綺麗に撮れますね

 馬の綺麗な目を撮れるのは嬉しいですね。

 ここで比較したい今年の桜花賞4角写真と、2年前の桜花賞の4角写真。
 スターズオンアースの桜花賞のときはまだ前のセットについてた望遠レンズだったのですが、これくらいの差がでました。

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2022/4/10 阪神競馬場 芝外回り4角 桜花賞
手前もボケないし被写体にもピントあってないし背景もボケない
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2024/4/7 阪神競馬場 芝外回り4角 桜花賞

 構図は気にしないで欲しいのですが、スマホレベルの写真からとりあえずカメラで撮りましたってレベルにはなったのかなと思いました。
 楽しいです、馬が頑張ってる姿を撮れるのは(馬券はいつもボロ負けです)

 以下TAMRONのレンズになってからの写真(距離感の参考にどうぞ)

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2023/3/4 阪神競馬場 ウィナーズサークル
福永さん引退式の日
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2023/4/2 阪神競馬場 桜
 これはズームではなく近距離で撮ったので中心以外が綺麗にぼやけてる。
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2022/6/19 阪神競馬場 ウィナーズサークル
あんまり綺麗に撮れてないけど、距離感サンプルとして。
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2024/4/7 阪神競馬場 芝内回り4角
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2024/4/7 阪神競馬場 ダート4角
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2024/4/7 阪神競馬場 芝2000m戦 輪乗り

 僕は結局カメラ代+レンズ代+SDカードで17万ちょいくらいの投資になっていますが、これでこれだけ楽しめるなら安いもんじゃないかなと思います。もう3年使っていますし、これからも使っていくだろうと思います。
 日常生活でも友達の結婚式や旅行に持って行ったりして、友人たちも喜んでくれています。
 ぎりぎり持ち運んでも苦にならない重さなのも助かってます。構えてて腕が痛くなることもないですし。
 調べてみるとカメラ352g +レンズ(TAMRON)620gだったのでぎりぎり1キロ超えないですね。女性の方でも気軽に扱えるんじゃないでしょうか。

 定期的にカメラ邪魔だとか、居座ってウザいとかよく話題になるので悲しい思いをすることもあるのですが、カメラ握って馬券ボロ負けしてる僕みたいなのもいるので、少しでも居場所があるといいな。

2022年産 ノルマン2次結果

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備忘録なので中間見た感想と数字と僕の感想。

既会員
ヴルタヴァの22 253%
アラマーチャンの22 144%
ラタンドレスの22 122%
タニノジュレップの22 121%
アイルチャームの22 93%
ヴンダーゾンネの22 74%
サウスグローリーの22 57%
ジェルヴェーズの22 53%
レアドロップの22 50%

 ヴルタヴァの人気すごい。僕の好みではないけど、改めて現状走ってるスワーヴリチャード産駒の募集動画見ても、僕はやっぱり好みではないので、これで良いんだと思います。
 牧雄さんの動画でも通常こういう馬は好かないとけどこういうのが走っている、というようなこと言っていたのでそうなんだと思います。スワーヴリチャードはほんと見極めが難しいと思います。いうか、ほんと、産駒の募集時の難しさがさすがハーツクライ産駒らしいというか。

 昨年ピッツネイルの21が募集された時、ピッツネイルの上二頭はギュンギュンに欲しくなる歩様をしていて、めちゃくちゃ人気したのが記憶に新しいです、でも、21が来た時ピンとこなくて見送りました。それがハーツクライ系統の難しさなんだと思うのですが。
 ピッツネイル21は現状デビューに至っていないので、その馬自体に問題があるのかもしれないのですが、根本的に早熟の可能性が高い種牡馬の男の子をノルマンで出資する意義についてつい考えてしまう。
 ピッツネイル21の育成が難航していることについても、牧雄さんがこういう馬は普段なら好かないと言ってる段階で育成に慣れていない可能性もある。ただでさえ新進気鋭の新種牡馬で、急に走って何がそんなに走るのか掴みきれてもいない状況です。

 で、僕が悩んだのはアイルチャームとヴンダーゾンネ。

 アイルチャームは体高が低く、短足ぎみ。肉付きも歩くスピードも脚の運びも文句ないですが、距離が短そうなので、もし勝ち上がって上手く行った時、レースの混雑を考えてしまう。安い馬ですし、うまくいけば未勝利で回収できてしまうかもしれませんが、出来ればたくさん走ってほしい。
 個人的にはダートであれば1600は持つ馬が欲しい、芝なら1800以上が見込める馬がいいです。大きいレースを目指すとかではなく、このラインなら除外に怯えなくてもいいかなと思うので。
 ダート短距離って基本フルゲートですよね。
 ノルマンでダート短距離を避けるのは悪手だってわかってるんですが、牡馬の短距離ダートはやっぱり避けようかなと思ったのでアイルチャームは見送りました。

 そこでヴンダーゾンネ1頭行って、無事通りました。
 芝であってほしい、芝ですよね? 遅生まれの成長力に賭けてるんですが、歩様もめちゃくちゃ良かったわけではないですし、特筆して人気になる良さも多分なかったと思います。
 あと、僕は入会してないんですがウインの募集見ていてウインブライト悪くなさそうだなと思ってまして。ウインは肝入りで激推ししてるのはわかってるんですが、ノルマンでもあれ、悪くなさそう? って感じて。
 あと、この血統の代謝の良さそうなところが好きなのかもしれません、まあアリンナの22は絶賛冬毛でぬいぐるみになってますが。
 あと岡田スタッドの新坂道が良い?みたいな評判もあるようですし(坂道だけが理由ではなさそうですが)岡スタ育成に初めて手を出してみようと思います。

 今年はレクスノヴァス、コルネイユドール、ヴンダーゾンネの22の3頭と、3次は飛ばして4次に何か好みの子がいたら追加したいと思います。

 ご一緒の方よろしくお願いいたします。

2022年産 ノルマン2次動画印象

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初稿 2023/12/25

 楽しみにしていた動画が来ました。備忘録も積み重ねが大事なので全頭印象を書いていきたいと思います。(そんなことより馬名選挙の方が気になってるけど。
 正直事前に楽しみにしてた子はほとんど首を傾げました。

・アイルチャームの22
 全然いいと思った。むしろ印象良くなった。馬格もあるししっかり走れそう、今は受胎馬みたいな腹してるってことは育成の進行度はそんなに早くなさそうだけど全然僕は好きな感じ。ノルマンお得意のイスラボニータって感じがする。5月生まれで安い、いかにもノルマンって感じする。全然アリ。だけど正直月末の更新次第かなーと。

・アンジェリカスの22
 横からはそんなに悪くないように見えたけど、前から見た時びっくりした。こんなに前開いて歩いてたんだ。個人的に前開くような歩きが好みではない。でもこれが競争成績に何か影響が出るのかどうかは知らないのでちょっと過去のシルクでも遡ってみようと思う。ノーザンさんの育成で結果出てないなら間違いなくやめた方がいいし。

・ヴルタヴァの22
 右前硬い? 歩幅狭く感じる。多分右前が硬いからそういう歩き方になってる、のかな。それ以外は良くも悪くも記憶に残らない。全体的にこじんまり落ち着いてて、見栄えがする感じではないけどスワーヴリチャード産駒はその傾向あるから何も言えない。前の記事にも書いたけどつなぎが寝たまま着地してほぼクッションの恩恵を受けてない馬は膝骨折が怖いから避けたい。この子は右前がそれなように見える。

・ヴンダーゾンネの22
 馬体は好きだけど前の出がなんか物足りないな、と思っていたら、歩きの後半では改善されるという。しっかりしてていいと思う。けど僕は1次でアリンナ確保してるから、この家系が好きなだけの可能性はある。でも飛節のブレもほとんど無いし、しっかり推進力のある歩き。育成でどこまで進んでるんだろ、あんまり進んでなくてこれなら期待値の方が高い。成長を楽しめそう。

・サウスグローリーの22
 パイロで高いってことはまあそこそこいいんだろうな、って思ったら案の定そこそこ良さげって感じですね。リズムは個人的にそんなに好きでは無いんですが、短距離ダート馬として硬めの立ち繋ぎで刺すような前足の運びは良いんじゃ無いでしょうか。良いと思います。

・ジェルヴェーズの22
 肩が立ち気味で繋ぎがめちゃくちゃ寝てる、それでレッドファルクス産駒かと思うと、血統の裏打ちと実馬のズレがなんか違和感。前回の時も書いたけど膝をダンっ下ろす感じの歩きが個人的に好きじゃないんだけど、この馬は膝をダンって下ろすタイプだけど繋ぎがめちゃくちゃ寝てるから何とかなってる感じ。歩幅の伸び伸びしてる感じはすごく好き。スナップ効いてるよね。ただどう考えてもダート血統。
 お父さんも繋ぎは長め、前も後ろも繋ぎが長いのが時代にあってるのか否か……。

・ティアランドールの22
 程よく固そうなゴールドドリーム産駒、ダートだから全然アリ。むしろ歩様でケチつけるところがそんなに無いように感じました。ただ、だからと言って『弾むような歩様!』って褒める感じでも無いですし、弾けるような馬体!って感じでも無い、ただ平均値が良い印象です。
 でもノルマンで楽しむならこういう系なのかも、安いし。めちゃくちゃ撮影者の方見てるからもしかしたら繊細かもしれないけど。

・バーミスキャットの22
 悪くないけどこじんまり映る、印象。伸び伸び歩くって感じでは無いけど、特にどこが悪いって印象でも無い。ロジャーバローズ産駒ってのが未知だし、母高齢で歩様が可もなく不可もなくって感じです、でも去年こういう印象だった馬が今年新馬で軒並み好走してて、これがノルマンなんだと思います。

・マダムアグライアの22
 僕、この子のことすごく楽しみにしてたんですが、ちょっと思っていた感じではなかったです。足の長さが足りていないんだろうな、後ろの踏み込みが浅くなってる? というか、アンバランスなせいで歩様もチグハグな感じがします。この子は成長見るまでなんとも言えない印象です。
 背が伸びてくるまで歩様安定しなさそう。

・マダムストーリーの22
 こっちは足長のすらっとした体型なのにちょこちょこ急足の歩様で後ろ足の印象があまり良くなく感じます。歩様がこじんまり、というか後ろが気になる。後ろが気になることで前も窮屈になってる感じなんだろうか。
 おそらくダート狙い配合だと思うんですが現状は非力に感じる。

・ラタンドレスの22
 リズムも伸びも好き、2次の中じゃかなり好きな方。活気もあるしスピード感も繋ぎの沈み感も好き。引っかかってるのは3x3なんだよな。Unbridledをそんなに濃くした後は何なんだろう、避けようはいくらでもあったと思うけど。
 歩様を見る記事でこういうこと書くのは的外れなんだけど、やはり馬の気性って大事なのでその懸念点だけがクリアできるなら全然あり。先行で満口なるでしょ。

・ルトルヴェールの22
 個人的には全然悪くない、リズムも好き。肩が起きてるから前は控えめだけど後ろがしっかり支えてると思う。ただこの子はまだ小さいんだっけ、438だから極端に小さいわけでは無いけど男の子だし大きくならないと色々困るしな。でも吉村先生は騎手手配が神、ヴェルミセルの鞍上を是非調べて欲しい。最善をいつも尽くしてくれてると思います。

・アラマーチャンの22
 深さの割に前がまだ非力だから転ばないように歩いてる感じするけど、印象は悪くない。安い中でしっかりしてると思う。ただちょっと皮膚感が厚手で、この子が大成する印象は持ちづらい。致命的に無理な感じはしないけど、この金額募集で一勝できたらラッキーって感じなんだろうと思ってしまう。
 にしても背ビレのように立派なたてがみ。すごい直毛だな。

・エリーフェアリーの22
 楽しみにしていた2次の中じゃこの子が唯一予想通りだった感じ。右前と左前比べると左が硬い、けど悪くないと思う。ノルマンは致命的な部分を持つ馬を省いていく作業だと思って動画見てるけど、省くほどでは無いと思う。

・スピリテッドエアーの22
 意外と悪くない、ノヴェリストの中ならこの子がいいかなと思う。けど、背中が一本板を貼り付けてる?ってくらい動かない印象。伸びやかさが無いのが気になる。もっと波打つような背中だったらなあ、と。

・タニノジュレップの22
 横の印象は悪くないけど、モデル歩きっぽさを感じて、うーん。。カタログ段階では第二候補だったんだけどな、と。後脚の可動域が狭いんだろうか、それか前がそこそこ動いてる何後ろがこじんまりしてるから余計に動きに物足りなさを感じるのか。ウルティマミューズのような納得さがなくてちょっと難しい。

・ハッピーセーラーの22
 シルエットはレアドロップのが好きやけど活気はこっちが好きかな。でも、これはどの距離適正になるんだろ……。柔らかさはこっちの方がピカイチで、お父さんらしさを感じる。ただ胴伸びがどうなるんだろう、って感じするので様子見したいですね。

・レアドロップの22
 血統も字面も好みっちゃ好みで、歩きも柔らかい。流れると言われる保養ではあるけど、ゴールドシップ牝馬なんてゆるゆるがどう締まっていくかを楽しむ種牡馬だと思うので、これでいいとおもいます。右後ろが少し内弧気味だけど、飛節もぶれないし、案外カチッとしてきそうな気配もある。

というわけで、全頭印象をまとめたのですが
楽しみにしていたマダムアグライアとタニノジュレップが思った感じではなく、ヴンダーゾンネとラタンドレス、次点アイルチャームに興味がありますが、とりあえず月末の更新を見ないことには育成進度も分かりませんし、それを待ちたいと思います。

 いかにもノルマンらしい二次募集だったので本当に難しいですね。良血はよく見えず、母高齢や親類の成績がイマイチな子に限ってよく見える。
 最悪の場合二次はスルーしようと思ってます。この子たちに募集額+2000万を稼げるイメージがなかなか湧いてこない、ってのが本音で。

2022年産 ノルマン2次印象

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初稿 2023/12/17

 動画が来てから書こうと思ってましたが、カタログの印象って大事だよなと思ったので書きまとめていくことにします。印象としては美浦が多くて関西人の僕としてはなんともテンションが上がらない。
 けど全体的にそんなに悪い印象ではなくて複雑な気持ちです。とりあえず全頭の字面と測尺を合わせた印象を。

33 アイルチャームの22
 ノルマンとめちゃくちゃ相性のいいイスラ産駒、、見た目も悪くないし、値段もいい。でも母よりは高い募集なのは牡馬プライスだろうか。母の引退理由は屈腱炎で、その爆弾を抱えながら12戦2勝はすごく立派だと思う。ダ1200と芝1200での勝ち鞍で、快速女子だった母にイスラ。
 母父がアイルハヴアナザーなんですけど、これって確かフジキセキとニックスってよく言われててイスラをあわせるのは逆配合なんですよね。母父と父父。このニックスって岡田系が手の内に入れている配合で、狙った配合だと思うんです。だから、こそ、、簡単に取捨選択出来ない、、、でも短距離かぁ、、芝でもダートでも短距離は難しいから、、、

34 アンジェリカスの22
 トーセンラーは牡馬ならセーフ! ノルマンはトーセンラー選び上手いからきっと大丈夫のはず。しかもユリーシャの弟ってのがいいですね、ユリーシャ好きです、展開さえ向けば好走するのがわかりやすくて。
 写真の印象は胴短くて胸深いなって感じで、即尺もその通り。ただこの胴の短さ……相当距離は短いと思うんですが、クラブのコメントは芝中距離って言ってるのでどうなるんだろう。胴伸びを見たいので、みんなで様子見たい一頭です。

35 ヴルタヴァの22
 流行りのスワーヴリチャードで母系も悪くない。青森産ってことは別に個人的に割引でもなんでもないので血統的にはめちゃくちゃアリです。でも絶対めちゃくちゃな抽選になると思うんです。
 関西人にありがたい栗東の厩舎だし、NG厩舎だって言ってる人もいますが、典さんに乗って欲しい人は万々歳なんじゃ無いでしょうか。測尺もプラスにもマイナスにもならないですし、今後この値段で出資できることもなさそうですが。正直動画がどうであれすごい抽選になるんだろうな。

36 ヴンダーゾンネの22
 今年出資が決まったアリンナの母でウインブライト産駒。この母は気性の前向きさがある一族なのですごく好感が持てます。あと顔が可愛い。優しい瞳の坊ちゃんです。アリンナの時も思いましたが、皮膚が薄い一族ですよね、この時期の募集写真でも冬毛っぽくなく艶のあるいい馬体をしていて綺麗な馬です。
 歩様動画次第で検討したいです。ただ個人的にウインブライトに興味が薄いのでかなり見送ってるんですが、いい馬がクラブに降りてくるイメージですよね。ウインも見てましたが、おそらくセールで高値で売れるイメージが無いのでクラブでいいイメージをつけていきたいんだと思います。

37 サウスグローリーの22
 2年連続パイロ付けてた母、その弟の方ですね。相当いい実感がないと連続パイロとかしないと思うんですが、セールでもそこそこ値が上がったこと含めて出来がいいと思います。全兄のサクラギは川崎デビューで新馬勝ち、ダート短距離ですね。母は短距離も中距離も勝ててるので適性はわからないのですが、母が長距離適性あったとしてもパイロですし短くなるんじゃないかと。今の所気性のヤバそうな顔もして無いですし良さげですが、短距離ダート中央は個人的に嫌厭してるので見守ります。

38 ジェルヴェーズの22
 レッドファルクスの母父メイショウムソン。渋い。
 ほっそりした体に見えるから小さいか軽いかどっちかだと思ってたら体高162の体重470。衝撃の高身長、これはこれでアリなのかもしれない、どこから来た背の高さなんだ一体……。もう既に父と同じだけの背があってそれに見合う体重、これから育成に入ってどう変わっていくのだろう。兄のジャーヴィスはなかなかおてんばボーイでデビュー戦放馬除外。地方交流で勝ち上がり。セン馬になるのも時間の問題でしょう。それ以外の兄も共にセン馬。気性は問題になってくるんだろうなと思います。

39 ティアランドールの22
 ゴールドドリーム産駒前が被りの膝ですがこれは悪い印象ではない膝だ。怪我に強そうな膝。ダートでしょうし、むっちりした馬体で481キロ、文句なしの測尺。意外といいのかもしれない。お尻のボリュームもありますし、今の段階ではお腹が目立ちますが太れる素質があるのはとても良いこと。
 良い種牡馬をつけたから良い子が出るってタイプの母でも無い様子なので、馬が良ければ全然アリなのでは、って思ってます。とにかく歩様動画が楽しみです。

40 バーミスキャットの22
 ロジャーバローズ産駒で、母高齢。母高齢だからこそ若い種牡馬つけたんだろうなって印象です。13番仔で1番稼いだ産駒で4000万ちょい。12番仔の兄は先日デビューしたのですが、何か問題があったのかデビュー戦でずるずると下がっていき、馬運車で運ばれていったとのことで、後日死亡で登録抹消されました。
 兄のセール時の写真見たのですがよく見えて、2000万超えで落札されており、その兄がこうなったのは非常に悲しいです。本馬も嫌厭するほど悪いようには見えないですし、でもそもそもstorm catを持ってるからと言ってディープ系をつけて結果が出せている母でも無いですし、難しいところです。適正距離には興味あるのですが。

41 マダムアグライアの22
 楽しみにしていたフィエールマン産駒。どれどれと写真を開いたら首ふっっっっと!!!? 太い、ここまで第一印象が首太いってある!? ってくらい太い。
 セールの時こんなに太かったっけ!?というか夏のセールの頃から全く腰高が変わってなくてまだまだ成長する気配があって、キこうが抜けてきたら目立たなくなるんだろうか、と。ケイムホーム出過ぎでは!? って気になってフィエールマンの一歳写真探してきました。

 馬体のむっちり感と張りはお父さんに似たものがありますし、大きく離れてなくて良いと思います。が、やっぱりここまで首は太く無い。悩ましい、でもこのむっちりした馬体で芝だったら最高に楽しいよな、と。歩きを早く見せてほしい。でも多分ダートなんだろうな……

42 マダムストーリーの22
 実はダート種牡馬説があるレイデオロ産駒で、近親にホッコータルマエ。タルマエはキングカメハメは産駒で、レイデオロもキングカメハメの後継である。狙いがしっかりしたダート馬で非常に良いと思います。
 ただ馬体がほっそりとしており、力強いダート馬になれるイメージがなかなか湧かない。3月末生まれとはいえ今はもう12月。成長が相当遅いとかじゃ無い限りなかなか良いイメージは抱きづらい。ただ僕の出資してるレイデオロ産駒もほっそりした見た目でずっとダート馬だって言われてる子がいるんですよね、芝で勝ち上がったんですけど。もしかしたらレイデオロはそういう出し方をするのかもしれない。
 でも、ダート一線級はやっぱりマッチョですし、芝の素軽さみたい馬体はどこかで壁が来ると思うんですよね。

43 ラタンドレスの22
 今をときめくダノンバラード産駒、ダノンバラード産駒は見栄えしてなくてもサラッと走っちゃうイメージで何見て判断しようっていつも悩みます。母は56戦走ったタフネスガールでの初仔ってのがちょい割引な印象だったんですが、500キロ超えてるのはヤバいな……。
 パッと見て馬は良いと思うんですが、ダノンバラード難しい印象なんです。というか僕が見る目がない。でも安いですし、母に出資してたならサラッと出資してると思います。ただ、この子に出資しなかったことを後から死ぬほど後悔するかって考えるとそこまでかなって気持ちもあります。

44 ルトルヴェールの22
 ミッキーロケット産駒で、ヴェルミセルで大変お世話になった吉村厩舎。正直吉村先生の校長先生のようなコメントも大好きですし、騎手起用も安心感があるので僕は吉村先生大好きです。
 ただ、ルトルヴェール結構小さいな、という印象で下手にステゴが出てしまったのかなって感覚です。ミッキーロケット自身も470前後の馬でしたし、その馬にステゴ系母をつけるとこういうサイズ感になってしまうのかも。母はちょうど良いサイズ感だったのですが。ただ、この下もミッキーロケット付けてて、牧場は何かしら手応えを感じていたのかもしれません。

↓ここから牝馬

45 アラマーチャンの22
 ノルマンがわざわざ外から買ってきたウインブライト産駒。母が地方未勝利なのは気になりますが、アストンマーチャンの系統であることを評価されて繁殖入りしてる感じですね。
 特に悪い印象も無い写真ですが、根本的にウインブライトに興味が薄いのでウインブライトの産駒傾向の知識が薄い。馬体の印象はバランスいいなって感じなのですが、背が低い。今150cmで胴詰まり気味に見えるってことはかなりこじんまりした馬なんじゃ無いかと思います。2次はツアーないですし本当のところはわからないですが、2月生まれでこのこじんまりした感じはウインブライト遡ってステゴが出てるのかもしれません。

46 エリーフェアリーの22
 いい意味でセールから予想通りの成長をしてるなって思いました。父のごつい胸前を受け継ぎ、スタミナ重視の母らしいごてごてしすぎない馬体。中長距離の馬と見受けました。僕のイメージの中長距離を先行押し切りタイプだろうと予想通りのクラブコメント。個人的にゴールドアクターはそんなに悪くない種牡馬だと思っているので、エリーフェアリーはかなりいい印象です。ただ、わざわざ7代母まで遡って書かれていて(それはダビデを乗せたいだけだろうと思いますが)その弱さがなんとも後ろ向きに捉えてしまいます。三白眼気味でどういった気性がなかなか見えないですが、出来れば様子見したい。

47 スピリテッドエアーの22
 セールで高値つかないからってノヴェリストをクラブに下ろしてきすぎでは、ノルマン。これくらいは稼げるって資産の元、出してきてるんでしょうが、一次でもノヴェリストは売れ残っててまだ出してくる。アウスヴァールみたいな当たりが一頭くらい紛れてるのかもしれませんが、なんでこんなにクラブに出してくるのかとおもったらこの12月で種牡馬引退したんですよね。だからこれ以上生産者にどういう印象持たれようが、売れなかろうがあまり関係ないのだろうなと。私たちもこれ以上ノヴェリストの傾向を勉強しなくていいし、相当歩様が弾んでキビキビしてて成長してない限りはいくらでも様子見できると思います。
 馬の印象よりも邪推してしまって評価がしづらい子だと思ってしまった。

48 タニノジュレップの22
 去年のタニノハイクレア枠だ。後継を牧場に残すためのクラブ募集だと思います。キタサンブラック産駒で馬体も個人的には好きです。母高齢なので大活躍を狙うのではなく、おそらく「目指せシュヴァリエ」枠だと思います。去年のキズナタニノハイクレアよりは安いですし、母優取りに行くつもりくらいで気楽にいくのがベストかなってついつい思ってしまいます。幸いキタサンブラック産駒は牝馬も走りますし、そこそこ楽しめそうだと思いますが募集額+2000万を稼ぐ馬になれるのかってところがポイントかと。
 正直馬体はめちゃくちゃ好きです、でも僕はまだアークレアルの傷が深いので素直に出資するには覚悟がいる。

49 ハッピーセーラーの22
 これまた外から買ってきたゴールドシップ産駒。きっと長距離的性を期待して…と思いたいところですが、まさかの詰まった胴。えっ? て感じなので多分この雰囲気はピッツネイルのところのゴールドシップ産駒みたいに奇跡的に短くなるんだろうかと。いかにもゴールドシップ参加って感じじゃないけど、ウッドシップがいる一族なので何か噛み合う可能性があるよなあと思います。

50 レアドロップの22
 まさにゴールドシップ牝馬って感じ。この子の歩様見るの楽しみだなって写真の段階からワクワクします。オルノアくらい弾む歩様を期待したいですが、測尺を見る限りイメージとしてはヴェルミセルが近いかなと思います。ミセルもなかなかいい歩様してましたし、この子も福島芝2600候補ですね。そこを狙って楽しむとしたらめちゃくちゃアリな馬だと思います。

 現状のイメージはこんな感じで、なんやかんやいかないで後悔するのがマダムアグライアかなと思うので、歩様が激狭いとかガタガタ歩くとかじゃない限りマダムアグライアは行きたい。
 問題はアークレアルで深い傷を負っていなければタニノジュレップも行きたい。ただ僕もうキタサンをウルティマミューズで確保してるんですよね。けど牝馬は別腹なので歩様次第では検討したい。レアドロップも気になるので様子見したいです。
 そうは言っても僕の予算総額は月収(額面)なのでたくさん手は出せませんし、今年こそは良い○外に予算を残しておきたいので、最後は一頭に絞って申し込みたいと思います。

 以上字面とと測尺とカタログ印象でした。

2・3歳重賞で勝てずに賞金を積むリスク

※noteから移動させてきた記事です

 ちょっと気になったのでまとめます。
 自分の出資馬以外のことを書きますが、決して落とす意味はなく、競馬のルールのアヤで稼げる幅が狭まってしまうことへの理解のまとめ。

 2年前、出資馬アバンチュリエと同じ新馬戦に出ていたソリタリオ。

https://db.netkeiba.com/horse/2019105204

 この子はサンデーレーシングのモーリス産駒で、いかにもモーリス産駒らしくてキレは無いけれど押し切る競馬ができそうな子でした。新馬戦ではアバンチュリエが勝ちましたが、ソリタリオは普通に勝ち上がれるだろうなと見守っていたのを覚えています。
 その後3戦目で勝ち上がり、こうやまき賞も勝ちサラっと2歳OPまで上がったので、頓挫し続けるアバンチュリエ出資者としてすごく羨ましく思っていました。ソリタリオはモーリス産駒にしては素直そうな子、気性に問題のあるアバンチュリエとこんな差になってしまうのかと。
 当時、新馬勝ちは嬉しかったですが、長い馬生を思えばゆくゆく活躍できそうなソリタリオがすごく羨ましかったです。

 そして3歳になった年明け、シンザン記念に挑んだソリタリオはマテンロウオリオンの2着、本賞金も積みいよいよ羨ましいなんて言葉で済まないくらい羨ましくなってきました。
 3歳1月の時点で1700万の収得賞金を積みました。1700万の目安ではこの年は皐月には出れないのですが、NHKマイルには確実に出れる収得賞金。モーリス産駒ですし、マイラーを想定してるのであれば十分な賞金額です。
 この年のマイラーは比較的混戦模様、展開次第で何かが起きそうなワクワク感もありました。
 結果ソリタリオはNHKマイル二桁着順になってしまったのですが、それでも記念参加の馬のレベルではなかったと思います。

 ここからが問題でした。
 収得賞金1700万円というのは、OPに分類されます。JRAのクラス分けの規定では1600万以下が3勝クラスとなります。この辺りって昔のクラスの呼び方だったら馴染みある数字ですよね500万下、1000万下、1600万下。
 https://www.jra.go.jp/keiba/rules/class.html

 ソリタリオはシンザン記念2着の実績でOPとなってしまったため、芝の猛者たちと最低でもオープンやリステッドで戦わなければなりません。降級制度が無くなったJRAではあまりにも酷。
 案の定なかなか8着以内に入ることも難しい状況。モーリスの成長力に賭けるしかない、歯がゆいレースが続きました。

 この頃から僕はソリタリオを追うのをやめてしまいました。次々と新馬もデビューしていきますし、ただ出資馬と同じ新馬戦だった子を追い続ける余裕がなくなってきたので。

 それで先日ふと馬柱を眺めてたときにソリタリオの名前を見つけてギョッとしました。
 障害レースの未勝利戦に登録されていました。
 そんなに?!4歳で?!そこまで稼げなくなってしまったのか?!と思ってソリタリオの戦績を見てみると見事に出走手当てばかりの状態に。獲得賞金3637万、シンザン記念以降はほとんど出走手当のみ。サンデーレーシングですし、入厩待ちなどもあるでしょうからレースにもバンバン出てる感じではありません。

 一方勝つのか勝たないのか、そこそこの足踏みをしながら三勝クラスまで上がったアバンチュリエはそこそこ走ってコツコツ賞金を積んで獲得賞金4140万。

 正直、この2頭にレベルの差はほとんど無いと思います。障害レースも落馬があっただけですぐ勝ち上がれると思います。そこで積める賞金は790万、一方もしアバンチュリエが次3勝クラスを勝つことができたら1800万前後の賞金です。
 なかなか、世知辛い世の中です。ソリタリオは3000万募集の馬です、本来なら現段階で5000万は普通に稼げていたと思います。

 この状況を見ていて思ったのは、やはり競馬はクラシックだけでは無いので、どう立ち振る舞っていくのがベストか、なかなか難しいことだなと思います。

 一方、めちゃくちゃ上手く立ち回った子はペリファーニア。エフフォーリアの妹です。

 新馬勝ちしたあと、G2チューリップ賞で3着に入り桜花賞への切符を手に入れます。チューリップ賞の獲得賞金は1300万。
 そして桜花賞で3着に入り3500万獲得。オークスは残念でしたが、デビューからたった3戦で5000万位以上稼いでいるのです。
 その上、彼女の収得賞金は未だに400万。
 彼女、チューリップ賞桜花賞も3着ってのが重要なんですよね。2着だと収得賞金加算されるのですが、賞金額の大きいG1とG2でなおかつ3歳重賞。まだまだ未来があって、5000万以上の賞金があるのにまだ未勝利を勝っただけの獲得賞金は570万とかの馬と一緒に1勝クラス走れるんですよ。先日11月のレースで1勝クラスに出てきた時は目が落ちそうなくらい驚きました。

 もちろんこうなったのもペリファーニアが強いからです。根底にめちゃくちゃ強いってベースがありながら凄まじくお得な展開に回っています。もちろんこのままでは4歳で重賞も出られませんが、この先1勝クラス勝利で700万〜1000万ほど稼ぎ、2勝クラス勝利1400万程度、3勝クラス勝利で1800万前後。特別戦などを選んでいけばもっと積めるでしょう。
 取らぬ狸の皮算用とは言いますが、桜花賞前の調教映像で僕はこの子なポテンシャルの高さに驚いたのです確実に這い上がってくるでしょう。体質さえしっかりしてくれば必ず。

 この子は這い上がってくるだけでもう一億円プレーヤーになるんですよね、そう考えると、すでにOPのソリタリオがどうしてこうなってしまったのかと。
 シンザン記念に果敢に挑戦したことが無駄だったとは思いません、しかしあまりにも「賞金を下級条件で稼ぐチャンス」が無いのは辛い。

 この時期になると出資馬が重賞挑戦だったり、1勝クラスに挑んだり、いろいろモヤモヤすることが増えてきますが、一勝クラスに進むことが必ずしも夢の無い行為では無いということを、忘れないようにここにまとめます。

2022年産 ノルマン2次字面

※noteから移動させてきました。

初稿 2023/12/9

 楽しみにしていた2次がやってきました。
 1次が遅すぎるせいで、2次もう来たの!? となる毎度恒例です。

画像
個人的にまとめた現状のリスト

 現状の情報集めてみたのですが、なかなか2次らしくないそそるラインナップ、というよりノルマン好きでやってる人のそそるラインナップって感じがします。
 以前ノルマン仲間の友達が「なんやかんやノルマンも血統大事よ、母方の。セール馬は特にね、岡スタの馬は馬体見た方がいいけど」と言っていたのをいつも思い出します。
 マダムアグライア22にご執心の僕を冷静に戻してくれる貴重なお言葉です。

 間違いなく人気になるであろうヴルタヴァ22と、タルマエ近親のマダムストーリー22、絶対庭先で売ったと思っていたタニノジュレップ22まで出て来てしまって正直頭抱えてます。
 あと牡馬牝馬のアンバランスさが個人的に気になります、夏のセールで買いまくってたのは数えてましたが、それに見合った量の岡スタ牝馬を当ててくるのかと思ったら、アンバランスのまま募集。リルティングインク22なんて二束三文の値段で売っ払ってしまってますし。
 今年備忘録を書き始めようとと思ってから、岡スタ生産馬とノルマンの募集馬のバランスを見ようと一度色んなデータを洗ったのですが、ノルマンに傾向なんて存在しませんでした。唯一レックスとバランスを取ってるんだろうなとは感じましたが、それ以外はほとんど感じられず。
 21年産の募集頭数は62頭、今年はすでに50頭。三次と四次で各8頭前後増やしてきて最終66頭くらいでしょうか。
 個人的に一番気になってるのは馬を増やすのは簡単でも、世話できる人間は早々育つものではありませんし、育った側から辞めていかれるなんて当たり前だと思います。本当に岡スタの大丈夫なのかな、とは。
 もう何も気にせず外厩に送ってくれても良いのですが、ある程度小野町を通したい様子ですし。
 今年の新馬戦絶好調のノルマンですが、個人的には頭数増加はあまり歓迎できる話ではないなと思います。

 そんな話は一旦忘れて、とりあえず字面で気になる子たちを順番に。

○ヴルタヴァの22
 スワーヴリチャード産駒で100%人気間違いなし、セール時の写真はちょっとロバっぽいけど、今年大活躍のスワーヴリチャード産駒って募集時から抜けてよく見えた印象は無いです。良くも悪くもハーツクライの後継らしい印象で、スワーヴリチャード産駒を写真だけで判断するのは難しいと思います。なので動画を楽しみに待ちたいと思います。

○アンジェリカスの22
 トーセンラー産駒で1100万落札なのであんまりお得感は無いんですが、この子の姉ってユリーシャなんですよね、エルフィンS勝馬の。条件が問われるタイプだと思いますが、走る一族の可能性は高いですし、トーセンラー牡馬を選ぶのが上手なノルマンなので、様子見できたらしたいです。

○ジェルヴェーズの22
 アースライザーとジャーヴィスの弟、レッドファルクスだしノルマンに来るんだろうなと思った。セールで高く売れないだろうけどクラブならちょっと値付けしても大丈夫だろうってラインなので、馬体ちゃんと見なきゃなと思います。個人的なのですが、ダート短距離馬は買わない方針です。勝ち上がってもレース選択が難しいので。なのでこの子に関しては長いダートを走れる体型をしてるかが問題かなと思います。

○マダムアグライアの22
 心待ちにしていました、フィエールマンはこれから一世風靡してほしい。彼はステイヤー一辺倒の馬ではなかったと思うので。この子のセール時の馬体のフレーム感がゲンブ(ホクセーメジャーの21)のセール時のフレームにすごく似てる。つまりこういうフレームの馬が好きなんですけど。とにかくどんな成長して、どんな歩様になってるか楽しみです。問題は父父ディープインパクトは繁殖の質が重要な種牡馬でしたし、この母系はかなり地雷な可能性も。

○マダムストーリーの22
 話題のホッコータルマエの甥、レイデオロ産駒。ノーザン系では絶対に募集されないであろうラインで、レイデオロ産駒ダートの方がいい説を唱えるには持ってこいの配合。キングカメハメは産駒のレイデオロを掛け合わせるのもタルマエが意識されてて良いと思います。ただセレクション800万主取りってのもなかなか気になるので、色々情報集めなきゃなと思います。

○タニノジュレップの22
 母高齢でキタサンブラック産駒、きょうだい成績はローズジュレップが出てるのでそこそこ良いと思いますが、良いかそうでも無いかの、差が激しい。ローズジュレップの下ってだけでいくのは。この世代はキタサンブラック種付料300万時代の子達なので、トップクラス繁殖の種付ってわけではないけど、岡スタのからすると300万つけるということはそこそこ期待してるんだな、と。

 とりあえずこれくらいで。
 あ、エリーフェアリーの22も楽しみです

2022年産 ノルマン1次結果

※noteから移動させてきました

初稿 2023/11/22

 昨日は朝からめちゃくちゃドキドキして待ってました、11時頃からそわそわと。去年は確か11時過ぎくらいにサイトに反映されてたので今年もその時間だと踏んで。
 今年も11時過ぎでしたね。メールは12時30分でした。

ウルティマミューズの22 ツアー優先確定
・アリンナの22      当選
・デスティニーソングの22 落選

 1次では2頭出資となりました。母優先があったアリンナが通ったのは嬉しい。栗毛がキラキラした馬体を大きく使って走ってる姿が大好きなので、彼女にも雄大な走りをする子に育ってほしいです。筋肉質ですし、やる気がある家系の子みたいなので個人的には芝でもダートでもどっちでもいいです。勝手にダートだと思い込んでたんですが、芝想定の方が多くて僕の見る目のなさを痛感しました。なんせ去年出資したゲンブ(ホクセーメジャーの21)が芝デビューですし。これはこれで楽しみですが。

 デスティニーソングは本当に顔が好きだったので残念ですが、この子に関しては出資したいと言うより関わりたいと言う気持ちだったので、陰ながら応援します。本当に美少女だったので、芝を走る姿が今から楽しみです。

 どっちも外れていたら行こうと思っていた牡馬がいるのですが、アリンナで満足してしまったので、2次に備えようかなと思います。

 今年はDMMでの出資を抑えたので、ノルマン予算がまだ少し余裕がありますし、今年も良い⚪︎外を期待したいです。

 このタイミングで来年の社台の種付料が発表されましたが、スワーヴリチャードの1300万↑の1500万には度肝を抜かれました……。たしかに活躍してますけど、さすがに上げすぎでは、と。スーパー早熟の可能性が捨てきれない状態で来年種付しても、当歳で売らない限りは販売するのは2025年の夏ですよね、その頃にはスワーヴの結果も見えてきていますし、かなりな賭けですよね。これならコントレイル付けたいでしょ。とっておきの繁殖がスワーヴにどれだけ回ってくるのかが鍵になってきそう。

 ノルマンの2次にはスワーヴリチャード産駒のヴルタヴァが控えていますが、何百万上げて来るか今から戦々恐々ですが、個人的にはお得だからで出資するのはなんか違うと思うので、実馬がどう育ってるか見るまでなんとも言えませんね。

 今年の抽選結果をツイッターで検索してると、一頭入魂で申し込んだ人が結構落選してて、10頭近く申し込んだ人が7〜8頭当選してたりとかをお見かけして、かなりランダムな抽選結果だったのかなと思いました。
 それを考えるとアリンナ22は取れてラッキーだったのかも。ノルマン歴の長い友達からはアリンナは安かったから複数口持ってる人がかなり多いからそんなに母優除いても抽選は激戦にならないでしょうって言われてましたが。
 ここまでしっかりランダム抽選してくれるなら逆にホッとしました。1頭だけ希望すれば絶対取れる説が囁かれてるの個人的には疑問だったんですよね。普通にたくさんお金を使ってくれる人を逃してる気がして。ノルマンは会費商売とは思えない会費ですし、しっかり買ってくれる会員大事にするのが世の常だと思うので。
 口数調整あるクラブなのでみんなで待ちましょうの気持ちからの一頭入魂説だったのかもしれませんが。昨年僕はアークレアルとゲンブ、両方そこそこの抽選でしたが当選しましたし、もう昨年からその傾向は薄れてたのかもしれませんね。

ということで、
ウルティマミューズ22とアリンナ22ご一緒の方よろしくお願いいたします。